こんにちは

先日、岐阜市歴史博物館に行ってきました。
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↑撮影可のパネル。ミケランジェロ「《レダと白鳥》の頭部のための習作」


三菱一号館美術館での開催の後、岐阜で開催されています。岐阜とフィレンツェが姉妹都市の関係で実現したそうです。非常に興味をそそられた上に、この先も多分見ることは難しいだろうと思い、行ってきました。

二人の巨匠の素描を比較しながら、それぞれの考え、表現の違いなどに注目できるように展示してあります。

特設サイトには載っていなかったのですが、18時になると学芸員さんの説明を聞きながらまわるナイトツアーがあり、参加してみました。(平日だけかもしれません)

ほぼ、同時代の芸術家という印象でしたが、思った以上に二人が意識し合っていたのだということを知り、驚きました。同じ建物の向かい合った壁に飾る絵を、それぞれ発注されていたそうで、そんなの意識せざるを得ないですよね 
ミケランジェロがダヴィンチに向かってチクッと言った言葉など、巨匠の人間的な部分も垣間みれた面白いお話でした


私が二人の考えの違いということで面白いなと思ったのは、絵画と彫刻のどちらが優れているか、という論争への見解です。ダヴィンチは絵画。平面の上に、立体に見えるように描いている時点でその技術がすごい。みたいな考えだそうです。(ざっくりですみません
ミケランジェロは両方(でも、彫刻寄り?)。私は、ミケランジェロの見解の方が好きです。絵画も、彫刻も素描から生まれた娘という表現がされていて、素敵だと思いましたし、単純に絵画も彫刻も同じように魅力を感じるからです。


あと、もしかしたら完成した絵画よりも素描の方が好きかも。。。
場内の説明にもありましたが、絵を完成させる過程で淘汰されていってしまうものが、素描には残っていて、臨場感というか、そういうものが感じられるところが好きです。

特に、ミケランジェロの肉筆が見れたことが感動しました。「背を向けた男性裸体像」ではペンのリズミカルな動きに沿って目が人体の上を昇っていく感じがしてとても魅力的でした。


絵画の場合、本物を見た後に図録を見るとがっかりすることが多く、本物のすごさを感じます。素描はどうなんだろうと、図録を買ってみました。
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素描も、やはり図録と本物では受ける印象が違い、本物を見てよかったなと思います。
表紙になっているダヴィンチの「少女の頭部」は、表紙だとタッチがはっきりわかりますが、実際はもっと小さくて、タッチもより繊細にやわらかく感じました。


あっという間に3時間くらい見てしまいました。また、行きたいな。。。
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↑撮影可。ミケランジェロ(未完で、後世の彫刻家が完成させたもの)「十字架を持つキリスト」


こんにちは

今日は長いこと悩んでいた米の保存について書きたいと思います。
今までの方法はこんな感じでした。

・プラスチックの米びつ(密閉なし)に入れてキッチンに保存
 → 虫が湧いたことあり

・一回に炊く量をジップロックに分けて冷蔵 
 → 手間。ジップロックもいちいち洗ってめんどくさい。冷蔵庫の場所確保できない

冷蔵庫はなかなか難しい。となると、常温でもよい状態が保てるような米びつかな、と色々検討しました。

琺瑯の米びつはおしゃれだし、遮光されてるし良いかなと思ったのですが、どうにもごつくて置き場所がない。。。スリムな米びつも洗いにくそう。。。プラスチックのシンプルな密閉できるケースも床に直置きは抵抗あるし。。。そもそも、キッチンで日の当たらないところって、シンクの下くらいしかなくて、そこは湿気が気になったり。。。

ん〜、、行き詰まってしまいました。
その後、場所だけはキッチンをやめて家の日の当たらない場所で、米唐番いれて置くことにしました。



そして、今回試してみたのは、こちらの柿渋米袋です。



名前の通り柿渋という昔ながらの染料が塗られた袋で、柿渋には防腐作用や殺菌作用があるそうです。amazonではなく、販売者のmattunjinさんのHPにさらに詳しく説明や質問回答が載っています。柿渋が塗られているのは外側だけで、2度手塗りされているそうです。丁寧な仕事をされている商品を使えるのも気持ちが良いなと思いました


実際に5kgのお米を入れてみました。
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28年産 北海道産 ななつぼし 玄米 10kg (5kg×2袋セット)<玄米/白米/分づき米>【送料無料】【北海道米 送料込み 米 お米 真空パック選択可】
28年産 北海道産 ななつぼし 玄米 10kg (5kg×2袋セット)<玄米/白米/分づき米>【送料無料】【北海道米 送料込み 米 お米 真空パック選択可】


入れた感じは5kgでこんな感じ。
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余裕あるように見えますが、閉じるときクルクル折り曲げるのでちょうど良くなります。
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両端の紐を結んで出来上がりです。
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袋なので、米びつみたいにごつくならず、使わない時に畳んでおけるのが気に入りました。
容量が減ってきた時に出しづらそうですが、何回も使えるということで、切らずにがんばってみようと思います。なんだか、見た目もかわいらしいく、置いた姿がさまになりますね



こんにちは

これまで、5回にわたって、南窓、北窓の間接光で出来る陰影についてみてきました。
南窓の実験 初夏 採光ブラインドアカリナ 5月29日
北窓の実験 初夏 採光ブラインドアカリナ 5月30日
北窓の実験 初夏 間接光による影の出来方
北窓の実験 初夏 間接光による影の出来方 工夫1
北窓の実験 初夏 間接光による影の出来方 工夫2


北窓が理想とされている理由は、
・間接光で、陰の移行が穏やか。濃淡を観察しやすい。
・太陽の動きの変化による陰影の変化が少なく、観察しやすい。
と認識していました。

実際の感想は、、、
北窓のある寝室で寝転んでいると、自分の腕がいつもより何割か増してきれいに見えり?たたんだ掛け布団の全体の陰影が穏やか、シワもきれいに見える。部屋全体に広がる、静かな光で、心地よい。
美しい光という点では、なるほどと思う部分がたくさんありました。アカリナで光を拡散させた南窓の光とも、やっぱり印象が違う。


一方、こんな事実もありました。それは影の出来方です。
デッサンでは、平行光による影を基本にしていると思っていましたが、理想と言われる北窓で、その影を得ることは出来ませんでした。

部屋に置いてある布団を見ているだけでは気づきませんでしたが、石膏の円柱を置いて見ると、その影は2方向から光をあてたような、とても描きにくい影でした。

窓から入る間接光が、太陽光のように平行に部屋の中へ進むのではないことがわかりました。
記事に挙げた以外にも、いろんな窓で試しました。窓が大きくなればなるほど、光のクロスする角度が広がったことからも、2方向のように見える光は窓の左右の端からの光ということだと思います。


北窓理想の現時点の結論として、
・陰の移行は穏やか。美しい。
・影の出来方は必ずしも観察しやすいとは言えない。
・北窓でも、南の窓でも、間接光の入る窓だと、時間による陰影の移動はあまり変化無い。
としておきます。


ちなみに、円柱ではなく箱をこんな風にセットした場合↓
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↓そんなに影の形に違和感はありません。
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円柱が特に、気になるのかもしれませんね。色々予想外の結果がありましたが、自分で試してみて得るものはたくさんありました。




こんにちは

前回はカーテンで左右から絞っていきましたが、今回は、段ボールで、下側全体を覆って高窓風にしてみました↓
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アマゾンの段ボール取っておいたのが役に立ちました


【6月5日14時 北窓 型板ガラス】

↓光の届く位置が、部屋の中央付近になるので、ベッドの上にセッティング
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↓こんな感じの影。横からの光が抑えられたので、天面が一番明るくなっています。
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↓位置を奥にして窓との角度を付けて見ると、影が平行に近づいてきます。
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↓前回の最後の設定と似ていますが、こんな風に左右にも光を絞って、手元を明るくするために、向かって左のカーテンを開けてみます。
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↓モチーフは先ほどと同じ、ベッド上の奥。これで、上下左右、光の角度がついています。
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↓その陰影はこんな感じ。
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↓やっぱり、ベッドの上にモチーフだと描きにくいので、窓際でも試してみる。
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↓ちょっと、影が先細り気味なので
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 ↓位置を奥に。
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上の設定だと、良い光が部屋の中央に当たっているのに、描きやすい場所は窓際。

↓ということで、もう少し窓際に光が来るように、段ボールを下げてみた。
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↓こんな感じ。ちょうど良い?
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次はまとめです。



こんにちは

前回、北窓で出来る陰影を確認しました。今回は、光源とモチーフの関係にバリエーションをつけてみました。実際にこの寝室で描くことを想定して、ベッド脇に配置しています。


【6月3日16時 北窓 型板ガラス】

↓こんな風に設置して描くとして、、、
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↓出来る影は前回と同じ、このような陰影
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ここで、モチーフを窓から外すように後ろに下げて、光源との角度を付けてみると
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↑影がクロスする角度が緩やかになって、上の影よりは円柱らしい影になりました。


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↓もう少し、影を平行にしてみようとカーテンで光を絞ると
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↓影は平行に近くなってきますが、コントラストも強くなり、全体的に暗くなります。
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↓手元が暗くなるので自分の手元を照らすように、手前のカーテンを開けてみると
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↓影の平行の感じは保ったまま、全体が少し明るくなった感じ
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↓さらに、光が上からになるように窓の下部を段ボールで覆ってみると
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↓影の終わりの形がわかるようになり、今まで側面が一番明るかったのが、天面が一番明るくなりました。
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次へ続きます。



こんにちは

前々回前回と観察した光は、南窓も北窓も間接光(南窓は季節による)でした。私は、漠然と北窓のような間接光であれば描きやすい陰影が得られると思っていました。確かに、「陰」の方は移行も穏やかできれいでした。

そういった美しさは実感している上で、「影」の方はというと、、、
下の写真のように、円柱なのに円錐みたいな影になってしまいました。

【5月30日12時 北窓 型板ガラス アカリナ】
DSC_0219 のコピー

この結果には戸惑いました。予想では、直射日光で出来る平行なはっきりした影の、輪郭をぼかした薄めの影が出来ると思っていたからです。

実は、こういった2方向の光のような影が出来ることは、1年半前に行った実験で分かっていたはずなのですが、そのときは平行な影を観察することで頭がいっぱいで、その影を得るために、カーテンで光を絞ったことを忘れていました そのときの記事はこちら→北窓の光 秋の朝8時 1.円柱


一方、実際に見た画家のアトリエが北窓であったこと、様々な指南書にも北窓が適しているとあります。それで、条件を変えたら影の出来方が変わるかもと試してみました。


【5月30日12時 北窓 開けた状態】
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↑変わらず、円錐みたいな影。。。


【5月30日12時 屋外】
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↑参考に屋外でも。直射日光で、みごとに平行な影。。。


【6月3日17時 大きな北窓 透明ガラス】
写真は無いですが、北側に大きな窓のあるカフェに行ったとき。窓際の席で、そのとき持っていた円柱ぽい形の荷物をテーブルに置いてみたら、円錐のような影でした。


これらの観察から、ガラスの有無や種類、大きさは関係なく、窓という区切られた部分から間接光を取り入れる時点で、影が変化するんだとわかりました。


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その後色々検索していると、日食のとき地球に出来る月の影の図を見て、今回の影の出来方に似ていると気づき、当てはめて考えてみました。

窓からの間接光は、大きさのある光源(面光源)となる。面光源の影は光が届かない部分(本影)と、光が回り込んで影が薄くなる部分(半影)とが出来る。特に窓の中央、真正面では光の回り込み方が左右同じになり、2方向の光が射しているような影(2方向の影の交わりの部分が暗い影)になってしまう、ということかなと思っています。間違ってるかもしれませんが。。。


理屈はともかく、この結果は落ち込みました。

私が今までデッサンした場所は、高校時代の塾、会社員時代のデッサン会やデッサン教室はいずれもビルの一室。光は南窓から、もしくは複数の蛍光灯。実家も独身時代のアパートも北側は玄関。

北窓での光をほとんど経験することなく、「本当はこの環境は理想じゃない」「光を1つに設定して」というようなことを言われながら、デッサンすることは非常にモヤモヤするし、自分は理想の状態を知らないんだという思いをしながらデッサンするのも嫌でした。

今住んでいるアパートは、北側に窓のある部屋があります。なので、観察しない手は無いと実験してきました。1年半前から北窓以外にも、南窓、東窓も見てきましたが、理想かどうかという判断より、単に質が違うということで良いんじゃないかと思っています。個性の違うそれぞれの光。もう、好きなとこで描けば良いじゃん。


単に影の形を観察をするならば、以前やったライティング実験のように作るのが、一番手っ取り早いです。参考記事→ライティング実験1 装置
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もしくは直射日光の入る窓。参考記事→南窓の光 冬の13時30分 1.円柱
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もしくは直射日光の屋外。
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こうして、知った基本的な陰影の出来方を、様々な光で描く時に活かす。というようにしていければいいのかなと思ってます。


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北窓で描いた経験がほとんど無かったと言いましたが、唯一、大学の授業に数回だけあった裸婦デッサンでは、描いた場所が洋画の棟で北窓でした。でも、全面とかではなく、高窓だったと記憶しています。今までは窓の前にポンと置くだけでしたので、次は、窓とモチーフの位置を変化させてみた様子を書きたいと思います。






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